県民対話集会「#あおばな」に参加しました

11月25日 当組合は、青森県が主催する青森県知事との対話集会「#あおばな」に参加しました。

この対話集会は7月に開催予定でしたが、当日、沿岸部に津波警報が発令される事態となり、会場へ向かっていた知事が、県民の安全を最優先に考え、急遽引き返す判断をされたため、集会はやむなく中止となりました。
参加者が集まり始める中での突然の中止決定でしたが、「安全第一」という判断に、現場に携わる私たち自身も強く共感する出来事となりました。
その後、改めて日程が調整され、今回あらためて開催されました。

当日は、建設業を取り巻く現状や今後の課題について知事と率直な意見交換が行われました。
・建設業における人材不足や担い手確保の現状
・技能継承の難しさや若年層への魅力発信の必要性
・公共工事における適正な工期・価格の確保
・災害時や地域インフラを支える地元建設業の役割

などについて、日々の現場で感じている実感を交えながらお伝えしました。
また、災害対応やインフラ維持といった場面で、地域の建設業者が果たしている役割の大きさについても共有しました。

主要テーマである担い手確保について、知事から
「まずみなさんが建設業に対してのマインドセットを行うことが必要」
「みなさんはAIができない、人しかできない仕事をしている。人が減っていく中ではものすごく将来性のある仕事だと認識を改めてほしい」

といった話があり、建設業の仕事そのものの価値を、社会全体でどう捉え、どう伝えていくか――
改めて考えさせられるやり取りとなりました。

一度は津波警報により中止となった対話集会でしたが、改めて開催された今回の集会では、行政と現場が直接向き合い、言葉を交わすことの大切さを強く感じました。
当組合としても、現場の声を丁寧に伝えながら、地域に根ざした建設業の未来につながる対話を、今後も大切にしていきたいと考えています。

今後も行政との意見交換の機会を通じて、
人材確保・技能継承・働きがいのある建設業の実現に向け、取り組んでまいります。